オーロラ Aurora
オーロラは、今では南北両極にかかる極光のことをいうが、本来はローマ神話の曙の女神のことで、この色名も夜明けの空の色を表している。
色はやや黄みのピンク。
18世紀に色名として使われるようになり、黄に近い色から赤みのピンクまで、かなり広い範囲の色を表す。
ドーン(dawn)というのは、まさに曙のことで、やはり夜明けの空の色を表す色名である。
こちらは、やや紫みのあるピンクになる。この色名は1920年に登場してから化学染料で染めたピンクなのだろう。
英語には、この他にも朝焼け、夕焼けの空や、日光の色を表現した色名がいくつもある。
日本人よりも大気や光に関心があるせいだろう。