生命が知覚した最初の色彩②🌏🌍🌎
“ヒト”つまり、私たち現代人は、これにくらべて、わずかに2万年前に生まれたとされ、白人の祖先クロマニヨン人がその例です。
生物学では、学名ホモ・サピエンスというラテン語でいいますが、ホモは人間を意味し、サピエンスはかしこいという意味です。“かしこい”という形容詞が付されているのは人間だけです。
ところで、草や木の緑は、どうして緑色をしているのでしょうか。それは、緑色光を必要としないからです。🍀🍀🍀
このきわめて素朴な質問の中には、宇宙の神秘がひめられています。なによりも植物が、緑色を呈している理由は、これまたきわめて素朴です。つまり、太陽光線の放射エネルギーを受けて植物が光合成を営むためには、太陽スペクトルの緑の波長は不要だから、それをはね返すために、植物は自らの緑色で反射させているのです。
太陽スペクトルで必要な波長は、赤と青です。従って、植物は赤と青に最もよく反応し、緑には少しも反応しません。緑は植物自体の色であって、赤と青、つまり太陽光線と青空光を吸収するための補色なのです。
では、バラの花は、なぜ赤く咲くのでしょうか?それは昆虫を引きつけるためです。🌹🌹🌹