「美味しくなる、健康になる食の色彩術④」
「同じカレーライス🍛でも器で味が変わる」
食器が味を左右することは今までの説明で理解されたと思います。
カレーライスを1つは和陶器の皿(茶色や濃い緑色)に盛り、1つは洋皿[縁に金色のラインが入ったアイボリー色)に盛り比べをしました。
当然ながら濃い緑の皿より、洋皿のカレーライスの方が美味しく感じたのです。試してみてください。
中華料理は黒い皿では不味くなるでしょう?ステーキに赤い皿が似合いますか?
飲み物ではどうでしょうか?コーヒーや紅茶などの嗜好品は、さらに色の影響が強く出るようです。コーヒーをこげ茶、赤、青、黄色の4種類のカップに注いで試飲してみますと、、味も香りも73%の人が「こげ茶」が一番濃くて良いと答えました。赤はやや濃いと答え、青はやや薄いと答え、黄色は薄くて不味いという答え返ってきました。
器の種類によって料理の味が左右される現象を専門的には器の“後光効果”といいます。