色の語源!
今更ながら、、少し「色の語源」のお話を少し、、。
色は何かということは、それこそ色々な面から考えられるが、色という言葉の語源を辿ってみるのも一つの方法であろう。
まず日本の「いろ」の語源は大規文彦博士によれば形容詞の「うるは(麗)し」とか、動詞の「うるほ(潤)ふ」の語源である「うる」に基くもので、美麗の麗の意味を根義とすると言われている。
この考証については新村出博士も肯定すると共に、別案として「いらいら(苛苛)する」事の古語の形容詞「いら」また「いらいらし」とか、動詞の「いらだつ」、「いららぐ」「いらなす」の語源「いら」から出たもので、微妙な刺激する作用の意味を語源とするとの説を立てている。
言うまでもなく、我が国の「いろ」という言葉には色彩の他に色情という意味があるように「いろ」というものには刺激的感情が付きまとい、艶という意味とは切り離せないものである。